エメラルドの産地

十連休も最終日の今日は立夏!!

暦の上では夏の始まりですヾ(´ε`;)

あっという間ですね。

明日からにそなえて、今日はおうちでゆっくりと過ごされる方も多いのではないでしょうか。

本日は、五月の誕生石エメラルドの産地のお話しです。

 

エメラルドといえば、美しいグリーンが特徴ですが、産地によって少し色が違っています。

最も評価が高く産出量の多いコロンビア産ですと、青味のない濃い緑色をしています。エメラルドグリーンと言われて思い浮かべるのは、このコロンビア産のエメラルドでしょう。

コロンビア産の中でも、ムゾー鉱山は特に最高級のエメラルドを産出地として有名です。

レアストーンで有名な車輪模様のトラピッチェ・エメラルドもコロンビアが主な産出地です。

 

ザンビア産のエメラルドは、コロンビア産と比べ、青味のある均一な緑色をしています。また、インクルージョンも少なく、透明度の高いのも大きな特徴です。コロンビア産のエメラルドが柔らかい印象と言われるのに対し、クリアで青味を帯びたクールな印象の緑色です。

ザンビア産のエメラルドの原石は丸みを帯びた形をしているものが多いので、オーバルやペアシェイプにカットされて使わる事が多いです。

 

ザンビアのお隣、ジンバブエもエメラルドの産出国。

その特徴は、とっても小粒で美しいことです。

産出される鉱山の名前から、『サンダワナエメラルド』として知られています。

黄味を帯びた鮮やかな深い緑色で、内部にヒビの少ない均一な色をしています。

ほとんどが1カラットに満たない小粒なもので、クロムの含有量が多いため、エンハスメントの必要がないほど美しいといわれる、大変希少なエメラルドです。ラウンドカットやスクエアカットが多いそうです。

 

他にもブラジルやロシアなど、エメラルドの産地は様々。

同じ産出国でも鉱山毎で特徴が違っています。

産地は、鉱物の構成をはじめインクルージョンや色によって特定されるため、品質や価値を決める大きな基準になっています。

 

 

特徴はそれぞれ違っていても、どれも美しいグリーンです。高価な物イコールいい物というよりも、どんな色が好みなのか、色んな産地のエメラルドを見て研究してみると楽しいかもしれません。

産地鑑別をしている鑑別書には、カラーの種類なども載っているので、エメラルドを選ぶ際には、参考にしてみてくださいね♪

 

*Kayamori*